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冷え性で寒がり。甘い物好き。(もちろん鯛焼き含む)
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久々白恋ですvv
えーと暇だったのでちょっと小説書きました。
白恋vv
恋次はわんこ決定ですね~。
ではどーぞ。短いです。
それは修兵と酒を飲みに行った帰りのこと。
雑談をしながらだらだらと歩いていると、道の脇の方に白い布を見つけた。
「なぁ、あれなんだぁ?」
「ん?わかんねー。」
適当に話をしながらその布に近づいて、修兵が持ち上げた。
「恋次、これ朽木隊長のじゃね?」
「え、マジ?」
俺は修兵からその布を受け取った。
そしていろんな角度から観察していく。
肌触りは悪くはないが、見た目じゃ分からない。
いくら高い布といっても見た目は到底、普通の布とあまり変わらないのだ。
我ながら犬みたいだと思いつつも、思い切って匂いをかいでみた。
……分かった。
「修兵、これ隊長のじゃない。」
「?何で分かんだよ。」
「だってこれ隊長の匂いしねぇもん。」
「なっ!匂いって、お前朽木隊長の匂いなんで分かんの?」
「え、よく隣で寝るから……あっ!違う、違うからな!そーいう意味じゃなくて、その、あの、えーと…」
最悪だ。今までせっかく頑張って隠してたのに。
こうも簡単にばらしてしまうとは思いもしなかった。
俺は自己嫌悪でいっぱいになった。
「へー、お前と朽木隊長ってそーいうカンケイだったんだ…。なんか納得できるかも。」
「なんでそんなアッサリ納得できんだよっ!?」
「てめぇ朽木隊長の前だと雰囲気変わんだよ。なんつーかこう、柔らかくなるって感じ。」
「…なぁそれって周りから見てよく分かる?」
そうだったら結構大変だ。
つか、俺隠すの下手だったのか…。
「ん~分かるやつにはわかるんじゃねぇ?」
「マジで。最悪だー。」
「ま、良いんじゃね。なんかあったらこの檜佐木修兵先輩が相談に乗ってやるよ。」
「~っっ。ぜってぇ黙ってろよっ!」
「はいはい。そのかわり今度飲むときおごれよ。」
まったくなんだこの先輩は。
優しいのか優しくないのか分かんない。多分良い先輩でない事は確かだと思う。
でも、この秘密を知ってる人が居るのは少し楽だ。修兵でよかったのか、っていうのは別問題だけど。
そんな俺たちに、明るい月の光があたっていた。